Shoulder Disease肩の疾患

四十肩、五十肩(肩関節周囲炎)

日本では古くからなじみがあり江戸時代に発行された俚諺集覧(りしんしゅうらん)ですでに五十肩についての記述があります。肩の痛みの代表的存在ですが軽くすむ場合と重い症状の場合があり、みなさん程度はまちまちです。
重い場合は放置していても治らず、やがて肩関節の癒着、拘縮がおこり腕が上がらない、回らない、動かすと痛いなどの症状が障害として残ります。
また一生涯で1度と決まっているわけではなく数回経験される方もいらっしゃいます。石灰沈着性腱炎と同じ症状ですがレントゲンで簡単に確認することができます。
症状としては夜間痛もあり後述する肩腱板断裂とよく似ています。辛い時は早めに医師の診察と治療を受けてください。

四十肩、五十肩(肩関節周囲炎・石灰沈着性腱炎)

肩腱板断裂(投球肩)

四十肩、五十肩と似ていますが肩は痛くても上げたり回したりすることが可能で、腕の挙上途中に痛みがみられるため上着の袖を通す動作、水泳のクロールや野球の投球動作、テニスのサーブがつらくなります。
また肩の可動時にゴリゴリやコリッなどの礫音(れきおん)や引っかかり感、夜寝ている時に寝返りをうった時の肩の痛み、長くかかる五十肩と思っていた場合は腱板断裂の可能性があります。
若い方の場合は転倒事故やスポーツが原因であることが多く、はっきりとした原因がなくても腱板が損傷し断裂を起こすことも多いです。

肩腱板断裂(投球肩)
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